新世紀エヴァンゲリオンREPLACE 第八話までの設定



-登場人物-

○綾波 レイ
 マルドゥック機関の報告書によって選出されたサードチルドレン。エヴァンゲリオン初号機専属操縦者。
黒い髪と瞳を持つ、日本人形を連想させる容姿を持った美少女で、芯が強くて前向きな性格の持ち主。一見おとなしそうな印象を受けるが、実際にはかなり活動的で、運動神経は良くスポーツ全般を得意としている。エヴァ戦闘でも格闘や武器を利用しての近接戦闘を得意としているが、反面銃器類は苦手。
 肉類が苦手で、やや低血圧気味のため朝には弱い。
 一人称=わたし

○六分儀 シンジ
 マルドゥック機関の報告書によって選出されたファーストチルドレン。エヴァンゲリオン零号機専属操縦者。
 中性的な容貌をもつ美少年だが、感情の起伏や気力に乏しく、自分が必要と思う事か命令として認識した事以外は決してやろうとしない。しかし成績は極めて優秀で、運動神経にも優れており、女子生徒からの人気はかなり高い。が、本人はそう言った事には全く無頓着である。エヴァ戦闘では銃器類を多用した遠距離戦闘を得意としている。
 一人称=僕

○渚 カヲル
 マルドゥック機関の報告書によって選出されたセカンドチルドレン。エヴァンゲリオン弐号機専属操縦者。
 ドイツ人の父と日本人の母の間に産まれたハーフ。銀色の髪と青い瞳を持ち、天使にも似た印象を与える美少年だが、性格は意外に享楽的。ドイツ支部においてエヴァに関する専門教育を受け、弐号機の日本本部配属決定と共に来日した。シンジと共に第壱中の女子からの人気を二分する事になるが、本人はレイに対して並々ならぬ興味を抱いているようだ。
 エヴァ戦闘では近距離戦、遠距離戦の双方を均等にこなす事が出来る。
 一人称=ボク

○霧島 マナ
 レイやシンジと同じクラスに通う少女。茶色い髪の毛をショートカットにしており、外見の印象を裏切らない快活な性格でクラスのムードメーカー的な存在である。男子生徒からの人気も高いのだが、自分の恋愛より他人のそれに首を突っ込む事の方が好きなようだ。父親が元戦自の士官だったためか、彼女自身もかなりのミリタリーマニア。またデジタルツールなどを使うのも得意で、ビデオやデジカメとしても使える多機能携帯メーラーを愛用している。
 一人称=あたし

○洞木 ヒカリ
 レイたちの通うクラスのクラス委員長。レイ、マナと並び学校を代表する美少女として名高いが、生真面目な性格のせいか男子からの人気は今一つ。
 とはいえ、クラス委員長としては抜群の統率力で、個性的なメンバーの多い2−Aを束ねている。ただし、幼なじみでずっと同じ学校に通ってきたマナには弱く、彼女の強引な押しに良く負けている。成績は当然ながら非常に優秀。密かに心に秘めた想い人がいるらしいのだが、それが誰かは不明である。
 一人称=私

○冬月コウゾウ
 国連非公開特務機関「NERV」の司令官であり、世界でも五本の指に入るほどの優秀な生物科学者。レイの身元引受人である。レイにとっては母親の叔父に当たる人物になり、彼自身レイを本当の孫のように可愛がっている。年齢は64歳。 めったに声を荒げる事の無い非常に温厚な性格だが、いざという時には誰にも曲げられない厳格な姿勢を示し、部下からの信頼は非常に篤い。弁論や交渉術にも長けており、さまざまな困難な交渉を成功させる事でNERVに勝利をもたらしている。
 一人称=ワシ、私(TPOにあわせて使い分け)

○六分儀ゲンドウ
 NERVの副司令であり、技術部部長代行も務めている。シンジの父親。かつては冬月の門下に師事していた優秀な生物工学者でもある。エヴァの基本設計に携わった。
 セカンドインパクトで目を傷めており、常に赤いサングラスをしている。そのために怜悧で威圧的な印象を人に与えがちだが、外見とは裏腹に、部下思いで紳士的な性格である事から人望は高い。また、事務能力にも優れている。
 一人称=俺、私(TPOにあわせて使い分け)

○加持 リョウジ
 NERVの実戦部隊である保安部部長。階級は一尉。元自衛隊特殊部隊隊員で、国内外において豊富な実戦経験を有している。その実力は射撃戦や格闘技においても超一流で、チルドレン達の戦闘訓練の教官も務めている。
 性格は飄々としていて、いいかげんな人間という印象を与えるが、いざという時には遺憾無く実力を発揮する、典型的な爪を隠す能ある鷹タイプ。また人情の機微にも鋭く、まさに大人の男性という感じでもある。
 一人称=俺

○葛城 ミサト
 NERV作戦部部長で、階級は一尉。冬月、ゲンドウの元で生物工学を修めると共に、自衛隊で戦略、戦術の両面に付いて学んだ才媛で、対使徒作戦立案能力を有するほとんど唯一の人物。長い黒髪とグラマラスな肢体を持つ美女。
 能力は高いのだが、目的達成のためにはいかなる手段を選ぶ事も辞さない辣腕ぶりから恐れられており、友人は少ない。六分儀親子と同居しており、特にゲンドウとは過去に深い因縁を持っているようだ。
 一人称=私

○赤木リツコ
 NERV技術部部長。ドイツ支部へ弐号機建造のため技術指導者として派遣されていたが、完成した弐号機、カヲルと共に帰国する。生物工学のエキスパートで、特に生体コンピュータに関しては世界的な権威。
 ゲンドウの娘であるが、父が母親を捨てたと思っており、ゲンドウに、ひいては男性全体に潔癖症的な嫌悪感を抱いている。母ナオコの旧姓である赤木の姓を名乗るのはそのため。
 一人称=私


-世界設定編-


○一週間戦争
 2003年10月中旬〜下旬にかけて起こった国連軍と反国連同盟軍による日本本土での戦争。組織的な戦闘が行われた期間をもってこの名で呼ばれるが、実際には三週間に渡って戦闘が行われた。
 使徒の襲来やエヴァとの戦闘、一般市民の避難はすべてこの時の戦闘の部分的再開という形に偽装されており、使徒、NERVの存在は厳しく隠蔽されている。

○戦略自衛隊
 一週間戦争によってそれまで親国連的な態度だった日本政府が方針を転換、自主的な国土防衛のために組織した新自衛隊で、陸海空のそれぞれの戦力を統合して運用している。
 その設立の経緯からして反国連主義者の巣窟であり、使徒の存在は知っているものの交戦には消極的、かつ非協力的。NERVに対しても度々様々な工作を仕掛けている。


-英文サブタイトル解説-
「REPLACE」の日本語サブタイトルは人物名に関わるところを除けば原作どおりのタイトルです。
 でも、英文サブタイトルは全部オリジナルになっていたことはあまり気づかれていないようです(笑)。
 そこで、今回は英文サブタイトルの解説を…これを見てまたREPLACE本編を見れば、そこにはまた違う視点が…あるかどうかはまあ、保証の限りではないですが…

第壱話「使徒、襲来」
英文サブタイトル「Angel Advent
「天使降臨」という意味。この場合のAngelは使徒ではなくレイのことです。

第弐話「見知らぬ、天井」
英文サブタイトル「Act on instinct
「本能のままに」という意味。初号機の暴走を象徴したタイトルです。

第参話「鳴らない、電話」
英文サブタイトル「Girl’s Kingdom
「少女の王国」。女3馬鹿トリオ(笑)がメインキャストであることを考えてつけましたが、もとは何かの童話の題名です。

第四話「雨、逃げ出した後」
英文サブタイトル「Hide in shadow
「影から忍び寄る」という意味。戦自の行動を言い表した言葉。もとはゲームの用語で背後からの不意打ちを意味します。

第五話「シンジ、心の向こうに」
英文サブタイトル「A doll
そのまんまずばり「人形」という意味。原作どおりなら「Sinji T」になりますが、それじゃあ芸が無いので(笑)。

第六話「決戦!第三新東京市」
英文サブタイトル「Boy meets Girl
もはや説明不要の青春の永遠のテーマですね。シンジがレイという存在を初めて意識したことを表わすタイトルです。

第七話「人の作りしもの」
英文サブタイトル「Art of the living
「処世術」と訳されますが、本来はもっと厳しく「生き残るためのさまざまな技術」というような意味があります。組織生存のためならいかなる謀略も辞さないNERVやその他の組織の体質を表わす言葉。

第八話「カヲル、来日」
英文サブタイトル「A BigGun epic
「大砲叙事詩」という意味。戦艦の砲撃でケリがついたことを表わす言葉。


作者の戯れ言

 正直言ってどうでも良いような設定ばかりですが(自爆)、原作とは違うREPLACE独自の設定を理解する一助になれば幸いです。
 名前は出てきたけど今回扱っていないキャラクターたち、たとえばケンスケ、オペレータ3人組、アークハート司令などについては設定集の2回目以降で扱いたいと思います。
 では今回はここまでで。また本編でお会いしましょう。
2000年6月吉日 さたびー拝

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