あゆちゃんの冒険

第9話
香里の野望、決戦、アイスバトル(後編)

作:モーグリさん


 アイス大食い大会が始まるまでまだ時間があったので、祐一たちは時間つぶしのために商店街に足を伸ばしていた。
 ちょうど商店街では、お祭りの屋台の出店があちこちでオープンしていた。というのも、もともとこの<アイス大食い大会>は商店街で行われるお祭りのイベントの一環として始められたものだったからだ。そのため商店街には、多くの出店が立ち並んでいた。祐一たちはそれを横目に見ながら商店街をぶらぶら歩いていた。

「今日の商店街は本当ににぎやかだな」
 祐一が感心したようなそぶりでそう言った。確かに祐一の言うように、今日の商店街はいつもよりもずっと人通りが多かったのだ。
(お祭りか、この町に来てからお祭りを見るのなんて久しぶりだな)
 祐一はそんなことを思っていた。確かに祐一はこの町に引っ越してから一度もお祭りなんて見たことがなかった。そのせいか祐一は商店街の出店に何か懐かしさのようなものを感じていた。
「そうですね、今日はお祭りですし、アイス大食い大会があるので、いっぱい人が集まっているんですね」
 秋子さんがそう言った。横にいた名雪もそれにうなずいた。そして祐一たちはそのまま商店街を歩いていった。

「あれ、あそこにいるの真琴に天野じゃないか?」
 祐一が叫んだ。ちょうど祐一たちに前に買い物袋を持った美汐が歩いていたのだ。そして横には、家で留守番をしているはずの真琴が立っていた。手にはおいしそうな肉まんの入った袋を持っている。
「あ、本当だ」
 名雪も真琴たちに気がついたようだった。
「あうー、祐一に秋子さんに名雪だ!」
「相沢さん、お久しぶりです」
 向こうも祐一たちに気づいたようだ。祐一たちに向かって真琴と美汐が声をかけた。
「久しぶりだな、天野。ところで何で真琴がいるんだ」
 祐一が不思議そうにたずねた。なぜ家にいるはずの真琴がここにいるのか謎だったからだ。
「えへへ、今日ね、祐一たちが家を出てからしばらくしたら美汐が家に来たの。それで美汐が『いっしょに商店街まで散歩しませんか?』って言って真琴を誘ったのよ。だから真琴はここにいるの」
 真琴が得意げに話した。
「ええ、真琴が言うように私が誘ったんです。ちょうど商店街にお買い物があったもので、それならついでに真琴も一緒に誘おうかなと思って相沢さんのお宅に立ち寄ったんです。そうしたらちょうど家には真琴しかいなかったもので、それでみなさんには何も言わないで真琴を連れてきたんです。すみませんでした」
 美汐も真琴の会話に付け足す形で説明した。美汐は自分が秋子さんたちに黙って真琴を家から連れて来たことを言っておこうと思ったのだ。
「そうだったんですか、よかったわね、真琴」
 秋子さんが二人の会話を聞いてにっこりとほほえんだ。
「じゃあ真琴は天野に色々おごってもらったのか?」
 祐一が質問した。
「うん、この肉まんも美汐におごってもらったの」
 真琴はそう言うと肉まんを袋から取り出した。そしておいしそうにむしゃむしゃ食べ始めた。
「そうなんです、相沢さん。これはあくまで私のおごりですから別に気にしなくていいですよ」
 美汐が付け加えた。
「そうか、それはよかったな。真琴、おごってもらったんだから天野にはちゃんとお礼を言っとくんだぞ」
「うん、あとで美汐にお礼を言っとく」
 真琴はうれしそうに肉まんを食べるとそう言った。

「あら、そろそろ買い物に行かないといけない時間だわ」
 美汐が腕時計を見てそうつぶやいた。そして横でおいしそうに肉まんを食べている真琴の手をつかんだ。
「あうー、時間なの?美汐」
「みなさん、これから私たちは買い物がありますから、ここで失礼します。さあ行きましょう、真琴」
 美汐はそう言うと真琴の手をつかんで商店街の奥へと歩いていった。それに引きづられる形で真琴もその場を離れることとなった。
「うん、それじゃバイバイ、祐一」
 真琴がさよならの挨拶をした。
「じゃあな」
 祐一たちは真琴と美汐を見送っていた。2人はそのままその場を離れると近くのスーパーへと入っていった。

「真琴たちを見てたらわたしも何か欲しくなっちゃった。お母さん、何か買ってもいい?」
 祐一と真琴のやり取りを横目に見ていた名雪が物欲しそうな目つきで秋子さんを見つめた。名雪も何か食べ物が欲しくなったのだ。
「ええいいわよ、名雪」
 秋子さんがやさしい口調で言った。
「それじゃ、わたしあんず飴が欲しい。買って」
「分かったわ、あんず飴ね」
 さっそく秋子さんは名雪を連れて近くのあんず飴を売っている出店へやってきた。そしてお金を払うと、名雪用にあんず飴を一本買ってきた。
「はい、お嬢ちゃん」
 出店のおじさんがやさしそうな口ぶりであんず飴を取ると、それを名雪に手渡した。

 名雪があんず飴をなめ始めてから少ししてから、祐一のポケットの中から声がしてきた。
「ねえ名雪さん」
 あゆの声を聞いた名雪が祐一のポケットを見ると、あゆがポケットの外に上半身を乗り出してきた。しきりに何か欲しそうな顔をしている。
「どうしたの、あゆちゃん」
「ボクもあんず飴を食べたいな」
 あゆがあんず飴を見てよだれをたらしながらそう言った。よっぽど名雪が食べているあんず飴が欲しそうな様子だった。
「うんわかった、それじゃお口をあーんしてね、あゆちゃん」
 名雪はそう言うと、あんず飴をあゆの口元に持っていった。
「あーん」
 あゆは大きな口を開けて名雪の差し出したあんず飴を舌でペロペロなめ始めた。そして何度も何度もあんず飴をなめまわした。
「うぐぅ、甘すぎて辛いよー」
 あんず飴をなめてから少ししてあゆが苦そうな顔をしてそう言った。あゆはたい焼きが大好きなように甘いものには目がない性格である。どうやらあゆは体が小さくなったせいで、前よりも甘いものに体が反応しやすい体質になったようだった。
「あははは、甘いものを食べ過ぎたんだな、あゆは」
 それを見ていた祐一が苦笑いを浮かべた。
「祐一くん、笑わないでよっ」
 それを聞いたあゆがプンプン怒り出した。でも小さいままなので、ポケットの中ですねているあゆはどこかしら可愛らしかった。

「皆さん、もうすぐ<第11回アイス大食い大会>が開催されます」
 商店街においてあるスピーカーからアイス大食い大会を開催するというアナウンスが聞こえてきた。
「ほらほら、祐一さん、名雪、そろそろ大会が始まる時間ですよ」
 秋子さんはそう言うと、そばにいる名雪と祐一を連れてアイス大食い大会の会場へと向かった。名雪もさっきのあんず飴をしゃぶりながら会場へと歩いていった。

 パン!パン!

 アイス大食い大会の会場から盛大に花火が上がった。すでに会場の周りには大会を見ようと大勢の人が集まっていた。アナウンスを聞いて会場にやって来た秋子さんたちもその中に加わっていた。そして祐一たちから離れたところでは、ハチベエとハカセがモーちゃんの活躍を見ようと会場を眺めていた。
「おおっ、モーちゃんもいるぜ」
 ハチベエが家から持ってきた双眼鏡を眺めながらモーちゃんの様子を確認していた。
「モーちゃんなら優勝してくれるかな?」
 ハチベエがハカセに聞いた。
「どうかな、昨日も言ったように勝率は五分五分だと思うんだけど」
「でもゼロじゃないんだろう」
 ハチベエはそう言うと双眼鏡で他の選手の顔を眺めていた。よく見るとモーちゃんの右横にショートカットで両手でストールを持った少女がいた。
(これが祐一兄ちゃんから教えられた美坂栞さんらしいな)
 栞の姿を見ながらハチベエはそんなことを考えていた。

「皆さん、今日は<第11回アイス大食い大会>にようこそお越し下さいました!これからアイス大食い大会を開催します」
 会場にアナウンスが響き渡った。それとともに、会場に「うわーっ!」という歓声が沸き起こった。
「それでは選手を紹介します、1番、美坂栞選手、2番、奥田三吉選手、3番・・・」
 アナウンサーが次々にアイス大食い大会に参加する選手の名前を告げた。それによると、モーちゃんはちょうど栞の隣の席に座ることになっていた。
「それではスタートします!位置について、用意、ドン」

 パーン

 轟音一発、選手たちは一斉にアイスを食べ始めた。選手が1杯目のアイスを食べ終わると、ちょうど<わんこそば>のように係員が次のアイスのカップを選手の前に差し出した。2杯、3杯、4杯・・・各選手はすごいペースでアイスクリームを食べていった。

「相沢君」
 ふと祐一が気がつくと横に香里がいた。香里はにっこり笑みを浮かべると祐一に向かってしゃべり始めた。
「何だ、香里か、どうした」
「今回の大会だけど、栞の優勝で決まりね」
「そんなにうまくいくかな?」
 祐一が香里の態度を見ながら反論した。
「うふふ、相沢君、栞のことは姉であるこのあたしが一番よく知っているわ。今日の栞の体調から見て、優勝はバッチリ決まりね」
 香里は自信たっぷりにそう言った。

 会場ではすでに10杯目に突入していた。どの選手もすごい形相で必死になってアイスを食べている。やがて左端の選手が真っ青な顔色になってアイスを食べることを止めた。そして係員にリタイアすることを告げた。
「ああっと、11杯目で最初の脱落者が出ました」
 アナウンサーが叫んだ。観客たちは、最初の脱落者が出たこともあってみんな興味深深でアイス大食い大会の様子を見守っていた。

「そういえばアイスクリームって、賞味期限がないそうね」
 突然、香里が祐一向かってそんなことを言い始めた。
「そういえばテレビでそんなこと言ってたな」
「あたしの月宮さんに対する思いにも賞味期限はないわ」
「香里!?本気か!?」
 その一言に祐一はビックリした。また香里が暴走して何かするんじゃないだろうか、そう不安で仕方がなかったのだ。
「うふふ、冗談よ。いくらあたしでもそこまで狂ってはいないわ」
 香里がからかうようなそぶりで返答した。
「冗談か・・・脅かすなよ香里」
 祐一がほっとしてそうつぶやいた。
「もう、ボクも危うく本気にするところだったんだよ」
 祐一のポケットの中にいたあゆが冷や汗をかきながらそう言った。あゆはまた香里が何かしてくるのではないと気が気で仕方がなかったのだ。

 15杯目に突入すると、すでに選手の半分が脱落していた。残った選手たちはそれを横目に見ながら、必死にアイスを食べ続けていた。そしてその中に、栞とモーちゃんがいた。2人は選手の中でも特にハイペースでアイスを食べながら、次々にお代わりをしていた。それを見ていた会場の観客の中から「すごい」という驚きの声が上がっていた。
「あなた、小学生なのになかなかやりますね」
 モーちゃんを見ていた栞がつぶやいた。栞は、自分と同じようなアイスが大好きな人間がいるということに内心驚いていたのだ。
「うん、ぼくは負けないよ」
 モーちゃんは太った腹をたたきながらそう返答した。
「そうはいきません、きっと私が優勝して見せます」
 栞はそう言うと、再びアイスをパクパク食べ始めた。

 アイスが20杯目になるとほとんどの選手がリタイアしていた。会場にはもう栞とモーちゃんしかいなくなっていた。残った2人は汗をかきながら必死にアイスをむさぼり食っていた。
 そして、23杯目に突入したとき、突然栞の口が止まった。栞は顔面が蒼白になりながらアイスを食べるヘラをテーブルにポトッと落とした。
「お姉ちゃん、もうダメです」
 ここに来てもうお腹いっぱいでアイスを食べられなくなった栞がたまらず声をあげた。
「頑張るのよ栞!昨日「優勝してみせる」って言ったじゃないの!」
 それを見て香里が観客席から必死に叫んだ。
「でももうダメです」
「そんな、立って、立つのよ栞!」
 香里は涙目になりながら必死に叫んだ。ここで栞が負けたら自分の今までの計画がフイになる、その一念からの必死の叫びだった。
「そんな事言われても、もう食べきれません」
 栞が苦しそうな声でつぶやいた。
「栞!?」
「もうダウンします」
 栞はそう言うとたまらず係員の人にリタイアすることを告げた。

「美坂選手、23杯目でダウンしました!よって優勝は奥田選手です!!」
 アナウンサーが栞の脱落とモーちゃんの優勝を高らかに伝えた。それと同時に、会場から「わーっ!」という歓声が一斉に沸き起こった。
「やったぞ、モーちゃんがやったぞ」
 遠くから双眼鏡でその様子を眺めていたハチベエが喜びのあまり歓声を上げた。これで祐一との約束も果たせると思って安心したこともあって、ハチベエの喜びはひとしおだった。
「よかった、これで計算通りだ」
 ハカセはそう言うとほっと胸をなでおろした。自分が言うようにモーちゃんが優勝できてほっとしたのだ。

「よかったなあゆ。これでお前が香里のところにレンタルされる心配はなくなったぞ」
「うん、ありがとう、祐一くん」
 祐一のポケットに中であゆがうれしそうな笑顔を浮かべた。
「よかったね、あゆちゃん」
 名雪もうれしそうに喜んだ。名雪もあゆが香里にレンタルされることだけは何としても止めさせたいと思っていたので、栞が敗れてとても大喜びしていた。名雪は祐一のポケットに手を突っ込むと、さかんにあゆの頭をなでなでしていた。
「うわぁ、名雪さん、くすぐったいよ」
 名雪になでられたあゆは笑みを浮かべていた。

「香里、今日のアイス大食い大会で栞は優勝できなかったから、あゆのレンタルはなしということでいいな?」
 祐一がさっきから祐一たちのそばでアイス大食い大会を見ていたに香里に向かってそう言った。一方香里は、さっき栞が敗れてからずっとぼう然とした表情で大会を見つめていた。
「完敗だわ、相沢君。まさかあんな小学生の伏兵がいたなんて、予想外だったわ」
 香里がお手上げという表情で言った。
「香里、切り札は最後まで取っておくものだぞ」
 祐一が得意げにそう言った。もっとも祐一も内心では、栞が大会に勝つ可能性もあると思っていた。そのためモーちゃんが優勝したうれしい結果に驚き半分で喜んでいた。
「あたしの負けは負けだわ。昔から『老兵は死なず、ただ消え行くのみ』とも言うものね。今日は潔くあきらめることにするわ。さよなら、相沢君」
 香里はそう言うと右手でカールした髪をくるりとなでた。
「香里・・・」
 名雪が心配そうに声をかけた。友人の香里が栞が負けたことで何か苦しんでいるのではないか、そう不安に思ったからである。
「心配しないで、名雪。約束を破るようなそんな卑怯な真似はしないわ」
 香里は毅然とした態度で祐一たちに向かってそう言った。そして、クルッと後ろを振る向くと、そのまま早足であたふたとその場を立ち去っていった。
「あらあら、大丈夫かしら?」
 その様子を見ていた秋子さんが心配そうな顔つきでそうつぶやいた。

「お姉ちゃん、残念ながら負けちゃいました」
 しばらくしてアイス大食い大会の会場から栞がやってきた。そして、照れ笑いを浮かべながら香里の前に現れた。その顔はとてもうれしそうだった。
「・・・・・・」
 香里は押し黙ったまま、ただ一点を見つめていた。
「でも2等はとりました」
 栞がうれしそうに笑った。そして香里の前に2等の商品としてもらった2万円分の商品券を差し出した。
「・・・・・・」
 香里は黙ったままだった。
「お姉ちゃん、見てください。2万円分の商品券ですよ」
「お姉ちゃん?あたしに妹なんていないわ・・・」
 香里がのどの奥から振り絞るような低い声でそうつぶやいた。
「えぅ〜、そういうこと言うお姉ちゃん、嫌いです」
 栞が顔をしわくちゃにした。いつもの香里なら、栞が二等でも「よかったわね、栞」といって喜んでくれた。それで今回も香里が喜んでくれると思っていたのに、なぜか香里は怒っていた。そのギャップに栞は内心驚いていた。
「ああ、月宮さんが、あたしの月宮さんが・・・」
 香里が何かを求めるようにつぶやいた。
「月宮さんって、あゆさんがどうかしたんですか?」
 栞が不思議そうにたずねた。栞は今回の大会にあゆのレンタルが関わっていることなどぜんぜん知らなかったから、なぜ香里があゆのことを口にしたのかさっぱり分からなかったのだ。
「何でもないわ。さあ帰りましょう、栞」
 香里はいら立つ声でそう怒鳴ると、栞の手を強引につかんでそそくさとその場を立ち去っていった。

 その頃、アイス大食い大会の会場では、モーちゃんの優勝を喜んだハチベエとハカセが、大喜びでモーちゃんのもとに駆け寄った。
「よかったな、優勝だぜ、モーちゃん」
「君ならできると思ったんだよ、さすがだね、モーちゃん」
 二人は口々にモーちゃんをほめたたえた。それは、アイス大食い大会で優勝するなんて前代未聞の快挙を成し遂げたモーちゃんへの精一杯の賛辞だった。
「あの・・・」
 しかしモーちゃんはなぜか浮かない顔をしていた。さっきから時折、優勝の商品としてもらった手元の温泉宿泊券を見ながら不安そうな顔つきでそれを眺めていた。
「何だよモーちゃん、そんな深刻な顔しちゃってさ」
 ハチベエがたずねた。
「ねえハチベエちゃん、今日もらった温泉の宿泊券だけど、ここに書いてある<龍神天守閣>ってどこにあるのかな?」


 つづく


あとがき
 第9話です。前回のアイス大食い大会の結果はモーちゃんの勝利で終わりました。当初は「栞を勝たせる」「二人の引き分けで終わる」という展開も考えたのですが、よく考えた結果こういう結末になりました。みなさんの予想通りだったでしょうか?


管理人のコメント


いよいよアイス大食い大会の決戦開始です。管理人は氷菓類が苦手なので、聞くだけで寒気がしてきますが(笑)。

>「それじゃ、わたしあんず飴が欲しい。買って」

名雪よ、高校生にもなっておねだりをするな。


>どうやらあゆは体が小さくなったせいで、前よりも甘いものに体が反応しやすい体質になったようだった。

身体の小さな生き物は常にカロリーを摂取しなければならない体質なので、科学的には正しいですね(笑)。


>「皆さん、今日は<第11回アイス大食い大会>にようこそお越し下さいました!これからアイス大食い大会を開催します」

結構伝統のある大会なのですね。


>「あたしの月宮さんに対する思いにも賞味期限はないわ」

…香里、いい感じに壊れまくりです。


>「あなた、小学生なのになかなかやりますね」
>「うん、ぼくは負けないよ」


果たして高校生女子と小学生男子の大食いではどっちが上なのでしょうか。


>「お姉ちゃん、もうダメです」

と思いきや、さすがに勝てなかった様子…しかし、23杯って言うのは私から見れば異次元の彼方の話です(笑)。


>「お姉ちゃん?あたしに妹なんていないわ・・・」
>「えぅ〜、そういうこと言うお姉ちゃん、嫌いです」


せっかく頑張ったのに、姉がこれでは栞も浮かばれません(死んでない)。


>ここに書いてある<龍神天守閣>ってどこにあるのかな?

果たしてここにいるのはかななのでしょうか?(笑)。
モーちゃんの頑張りで今回は香里の魔手から逃れたあゆ。しかし、アレが最後の香里とは思えない…


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