この作品は、『さたびー』様のHPにある『りばーしぶるハート』を題材にした物語です。

日常の一コマとしてお楽しみくださいませ m(_ _)m


『外食に行こう♪』

作:スパイクさん

第七話〜外食大戦2=萌え死にたもう事なかれ=〜


―前回までのあらすじ―


 夕食を食べる段階になるまでに色々あったが、ようやく終わりが見えてきた。

 前回は、雑誌にも掲載された料理店に足を運び、注文の頼もうとしたところまでを見ていただきました。

 そんな訳で今回のゲストは……

皐月「こんばんは」

真奈「こ、こんばんは〜」

(筆:おお、出番が未だに回ってこない皐月さんと、もう出番の無い真奈ちゃんでしたか)

皐月「ネタを振っても私は乗らないわよ」

真奈「そんな……もう出番が無いなんて」

皐月「大丈夫よ。きっと他の作家さんが書いてくれるわよ」

真奈「そ、そうでしょうか?」

皐月「そんな訳だから、こんなところで行数を稼がないでさっさと本編にいくわよ」

真奈「そうですね。それでは、りばーしぶるハート外伝『夕食を食べよう 第七話〜外食大戦2=ロマンスは萌え死にたもう事なかれ=〜』を開始いたしま〜す」

皐月「さて、それじゃあ私も出演準備でもしましょうか」

(筆:シクシク……二人とも絡んでくれなかったよ)



〜『桜大戦屋』客席〜

 チリリン♪ チリリン♪

 治子が鈴を鳴らすと、先ほど給仕とは違う人がオーダーを取りにきた。今度は女給であった。

「お待たせしました。女給の『大神 一姫』と申します。注文をお取りして宜しいですか?」

 セミロングの女給さんは、ニコリと笑って注文書とペンを取り出す。しかし、一瞬治子達はこの女性に心を奪われてしまった。同性ながらも何か惹かれるものを感じたのである。

「あの……どうかなさいましたか?」

 一姫は心配になって一行を見渡した。その行動によって呪縛が最初に解けたひろのは、みんなを揺すって正気を保たせた。

「えっと、注文は……「ヴィシソワーズ」が3つ、「エスカベッシュ」「オッソブーコ」を一つずつお願い」

「お飲み物はワインは宜しいでしょうか?」

 一姫の質問に、治子の代わりに和希が「白で軽いものを頼むわ」と答えた。

「そちらの方々はいかがなさいますか?」

 治子と和希の注文を書き込んだ一姫は、次に真ん中に座るひろのと絵美に質問した。

「私はこの「ウィーン風仔牛のカツレツ」と「クレーム ブリュレ バニラ風味」をお願いします」

「お飲み物はいかが致しましょうか?」

「う〜んと……サッパリするアルコール無しの飲み物をお願いします」

「かしこまりました。そちらのお客様は?」

 ひろのの注文を取り、今度は絵美の注文を取る一姫。しかし、ボソボソとしか喋らない絵美の声は隣のひろのでさえ聞き取れなかった。困っていた一姫を見た絵美は、立ち上がって耳元で注文を囁いた。

「ひゃん!……か、かしこまりました」

 顔を真っ赤にする一姫と無表情の絵美。他のメンバーは何が起こったか解っていないが、実は絵美は注文を述べた後、離れ際に耳を舌で舐めたのである。

(筆:絵美さん……それはセクハラです)

「え、えと……それでは最後になりましたが、そちらのお二方はお決まりでしょうか?」

 何とか気を取り直した一姫であった。

「えと……この「イチゴランチ」……と「ストロベリー定食」をお願いします」

 悩んだ末、結局二つ食べる事にした祐香。注文を言い終えた後、恥ずかしくて俯いてしまった。

「お飲み物はいかが致しましょうか?」

 俯いている祐香に遠慮がちに注文を取る一姫。まだ自分の注文が終わっていない事に気付いた祐香は、慌ててメニューを見て少し大きな声で注文を頼んでしまった。

「え、あの、その……じ、じゃあ「ストロベリージュース」と「いちごパフェ」を一つずつお願いします!」

 錯乱状態だったためか、二つも注文してしまった祐香。他のみんなも苦笑い浮かべていた。

「む〜最後はあたしだね」

 そういっておもむろにメニューを開きテーブルに置いた。

「あたしはコレ!『お子様ランチ〜桜大戦屋風味〜』に決めた〜」

 美紗緒の発言に、飲んでいた水を吐き出しそうになる他のみんな。

「「「「「美紗緒ちゃん (折原先輩)(みさ)(……)!!!!」」」」」

「やだやだ〜あたしはコレを絶対食べる〜」

 そう言って両手両足をばたつかせる美紗緒。他の客からも注目を浴びてしまっている。それに気付いた和希は、半ばヤケになりながら美紗緒の願いを聞き入れた。

「では、ご注文を繰り返します……」

 もはや、一姫の声も聞こえていないくらい、みんな疲れ果てていた。

「では、少々お待ちくださいませ」

 そういって注文書を調理場に渡しに行く一姫を見送りながら、治子は椅子の背もたれに寄りかかっていた。

「はぁ〜……なんでこう疲れるのかしら?」




 そして、数分後にはそれぞれが注文した料理が運ばれ始めていた。元気を取り戻した一行は、次々と運ばれてくる料理に目を輝かせていた。一番最初に自分の頼んだ料理が届いた美紗緒がいざ料理を食べようとしたその時、入り口の方から怒声が響いてきた。



「お前ら、全員動くんじゃねぇ!!」


続く!続ける!続けさせろー!


あとがき

どもども〜ようやくラストが見え隠れしてきました『外食を食べよう♪』

今回はいかがでしたでしょうか?今回は短いです。

今回のあとがきは短くします。理由は、疲れているからです(ぉぃ)

そんな訳で、次回は筆者にも全くわかりません。

それでも読んでくださったた皆様の期待を(期待……されてるのかな?)裏切らないよう頑張りますね。

では……次回をお楽しみに〜


スパイクさんへの感想はこちら


管理人のコメント

 注文するところまで来た一行ですが、なかなか凝ったメニューを出すお店のようです。

>女給の『大神 一姫』と申します。

 女給…今時珍しい言い方ですね。ウェイトレスじゃないんですか。  それより…隊長ですか?隊長なんですかっ!?(爆)

>「ヴィシソワーズ」が3つ、「エスカベッシュ」「オッソブーコ」

 それぞれ解説しますと、ヴィシソワーズ…冷製ジャガイモポタージュ、エスカベッシュ…魚介のマリネ、オッソブーコ…牛脛肉の煮込みです。
 みんな…野菜足りないんじゃないか?

>実は絵美は注文を述べた後、離れ際に耳を舌で舐めたのである
 あぁ…絵美がだんだん壊れていく(笑)。男だったころも意識せずに女の子を落とす天然ナンパ者でしたけど(爆)。

>「あたしはコレ!『お子様ランチ〜桜大戦屋風味〜』に決めた〜」

>美紗緒の発言に、飲んでいた水を吐き出しそうになる他のみんな。


 17歳の頼むメニューではないけど…美紗緒だと妙に似合うのは何故でしょう(笑)。

>「お前ら、全員動くんじゃねぇ!!」

 ややっ!?いきなり話は緊迫感漂う方向へ!?
…って、このメンバーではならないかな。

 皆さんもスパイクさんにどんどん感想のメールを送って催促しちゃいましょう!!


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