春のある日……………

何処にでもあるような辺境の町………

その町の一角にある小さな山と其処に佇む日本家屋から何時もの声が響き渡る…

「「いってきまぁ〜〜〜〜す」」

赤を基調とした制服に身を包んだ黒髪の少女と、その少女の弟らしき少年が古風な門か出て来る

「いってらっしゃぁ〜〜〜〜〜い」

そして、少女達の声に応える母親(ちにみに外見年齢は20代前半)


まぁ、これが少女『山本 瑠輝』の何時も道理の日常の始まりである……





M.L.

作:ナイトメア

第1話 『尾木原高校・2年B組“山本瑠輝”の日常』






「姉ちゃぁ〜〜ん……」トテテテテテテテ

「?どしたの、亮太?」シタタタタタタタ

「姉ちゃん、走るの速すぎ………」

「そう?」

因みに、この時の瑠輝のスピードは時速100km以上(まだまだ手抜き)

………チーター並である(追いついている亮太も凄まじいものがあるが……)











「Good Morning、ルキ!!」

腰近くまである赤茶の髪に日本人離れしたナイスバディ(死語?)の少女が元気の良い挨拶が校門に響き渡る

「ミィ、おはよぉ〜〜〜〜……」

「山本、ミリア、今朝も早いな…」

「瑠輝もミリアもおはよぉ〜〜だぁ〜よ」

続いて、眼つきの鋭い三白眼に額の広いオールバックの青年と、団子ッ鼻に角刈り、筋肉質で背の低い田舎臭い喋り方の少年………っていうか、とても少年には見えない男の二人が瑠輝達に話し掛ける

「あ、鬼八君にゴンスケ、おはよぉ〜〜〜〜」

「Oh!オニヤにシゲオ、Good Morning!!」


そして更に彼等が歩いていると…


「やあ、山本君にミリア君、赤松君、石動君、おはよう」

「おいっす」

「おはよぉ〜〜〜」

「皆様おはようございます、ですわ♪」

昇降口付近で髪を後ろで括った少女と見間違えるほどの少年と、紫と橙のツインテールの少々小柄の双子に、いかにもシスター風な少女達が彼等に話し掛けてきた

「ふみッチ、おはよぉ〜〜〜」「Good Morning!」「よう…」「おはようだぁ〜〜〜よ」




そんなこんなで教室……

「皆さん、おはよォーーー、アル」

お団子ヘアーに似非中国語ナマリな女性教師・宮本 月華(30歳二児の母、夫の両親と同棲)の挨拶でその日の尾木原高校・2年B組全体の一日は始まる


ちなみに、

先ほど瑠輝と一緒にいた少女や少年たちもこのクラスの生徒であり、

赤茶色の髪の少女の名は、『犬神 ミリア』

アメリカ人の母(祖母はイギリス生まれ)と日本人(実はロシア人の血が混じっているらしい)との間に生まれたハーフ(一応)で、瑠輝の幼馴染である


続いて、三白眼の少……いや、男の名は、『赤松 鬼八』

彼も瑠輝の幼馴染であり、不良っぽい外見だが成績は学年でも最上位にあり、剣道部の主将としても期待されている、人は見かけによらない事を実践しているような人物である


次に、団子ッ鼻の男は、『石動 茂夫』

彼もミリア・鬼八同様に瑠輝の幼馴染であり、その小柄な背と筋肉質な身体、そして、田舎臭い喋り方+趣味(しかも本能レベル)からついたあだ名は「ゴンスケ」………
そして、趣味は芋作りで、部活動は園芸部といった、根っからの農夫である


昇降口付近であった、中性的な少年の名は『安部 文夫』

双子は、紫の髪の娘が姉の『百目鬼 京子』、そして、橙の髪の娘が妹の『百目鬼 桂子』であり、最後に、シスターっぽい少女が『神宮 日香里』である

この四人も少々詳しい設定があるのだが………







今は省く(ヲイ!!!!(ですわ!!))×4







閑話休題


「ところデ、ルキ」

「ん?ミィ、ボクに何か用?」

突然の友人の声に疑問を上げる瑠輝

「ウゥン、違うヨ。タダ……」

少々どもるミリア…………………だが

「瑠輝さん、今日の3時間目に体育の授業がありますわ♪」

「え゛」
突然の日香里の言葉に瑠輝は固まる

「アチャ〜〜〜……やっぱり忘れてタみたいネ」

「………」
瑠輝、全身麻痺中

「アララララ……こリャ、当分このままネ……」

「……ところでミリアさん、何故、瑠輝さんは体育の授業ごとに固まっていらっしゃるのでございますか?」

「……マァ、まだ昔のコトヲ引き摺ってイルから……ダト、私は思うネ」

「………」
瑠輝、全身石化中

「???はぁ、まぁ瑠輝さんは3年前は『殿方だった』と伺っていらっしゃいますが……、そこまで気になさるものなのでしょうか?」

「……ルキは昔っカラGirlミタイだったカラ皆からは受け入れられたミタイだけド、ルキ自身ニハShockガ大きかったミタいだかラネ………」

「?そう言うようなものなのでしょうか………」

「ウン、コノ前も、『何でこの学校は今でも“ブルマ”着用が義務づけられてるんだよぉ〜〜〜』って、延々『3時間』モ愚痴ってタヨ」

「………はぁ……瑠輝さん、運動神経が良いのですから、楽しめなければ勿体無いきがしますわ……」

「そうダネ……。ハァ、今日も体育の時間ハ遅れそうネ」

「………」
瑠輝、全身風化中



案の定、ミリアの心配していた通り…………

「う゛〜〜〜〜〜〜〜〜…(涙)」

「ヤッパリ………」

更衣室にてブルマと睨めっこ(葛藤ともいう)をしている瑠輝の姿があった………




時は飛んで、

昼休み……


「京子ちゃん、桂子ちゃん、日香里ちゃん、皆と一緒にお弁当食べよ♪」

「うぃ、了解っす♪」
「うにゃ………りょぉ〜かぁ〜〜いなのぉ〜〜〜〜〜……ふぁ〜〜あ〜〜〜あ〜〜〜」
「はい♪」

と、いう訳で、屋上での女子達(+男子3人)の昼食が始まる


「むぅ………腕を上げたようだな……ミリア。特に今日はこの佃煮に何か工夫を凝らしているみたいだな…」

「エヘヘ♪今日ハ佃煮ニ隠し味ヲ利かして見たネ♪」

「うむ…」

「おおぉ♪流石は校内外公認カップル、お熱いッスねェ〜〜〜♪」

「(赤面)……む」
「(真っ赤)そ、そそそソレならキョウコとフミオもLOVE LOVE v COUPLE ♪ってゆーめーになってるヨッ!」

「え、あ、そ、そのぉ〜〜〜〜(真っ赤)」
「はは、流石はミィ、こりゃ一本とられたみたいだね(ほんのり赤い)」

「ありゃりゃりゃ……何か微妙な空間になってるよ……」
「?そうでございましょうか??」
「それはそうとぉ〜〜〜、ゴンスケ君、相変わらず『芋』メインだねぇ〜〜〜」

「そおだぁ〜〜〜よ。オラ、芋を食わねぇ〜と調子でねぇ〜だぁ〜〜〜〜よ」

「まぁ、そうだったんですの」
「そういえば……ゴンスケ、昔っからそうだったね……」
「ふぅ〜〜〜〜ん………で、一個ちょ〜〜だい♪」
「あ、私もお願いいたしますわ♪」

「ええだぁ〜〜よ。どれ食うだ?」

「じゃ、あちきはサツマイモの天麩羅ぁ〜〜〜〜♪」
「私はマッシュポテトをお願いしますわ♪」

「あいよぉ〜。芋も食ってくれる人がおって喜んでるだぁ〜〜〜よ」


「………ところで京子ちゃん………」

「(真っ赤)え?あ?る、瑠輝?な、なにっスか?」

「何時見ても凄い量だね………スタイルもいいし(ボソッ)……」

「そうっスか?」

「うん………」

「でも、瑠輝の食べてる量も凄いッスよ?」

京子の弁当:深底重箱×4
瑠輝の弁当:特大オニギリ(頭大)×3

「………でも、スタイルも身長も京子ちゃんのほうがいいよ……。それにボク………………、………………チビだし………」

「…………………………………………………………………………ゴメン」






「おやおや、僕の出番が少ないみたいだね…」(文夫)






放課後……

「えぇぇ〜〜、皆、用があって一緒に帰れないの!?」

「ゴメンネ、ルキ。近いうちニ剣道の練習試合があるカラ一緒に帰れないヨ……」
「すまんな」
「うん、剣道部の皆、張り切ってたからね……」


「おらは園芸部の芋の様子がおかしいから看てみるだぁ〜〜よ」

「いや、ゴンスケ。それは何時もの事じゃ……(汗)」

「そうだら?」


「僕は次の演劇部の講演会での代役の練習が急に入ってね………御免」

「中瀬先輩、早く良くなるといいね…」


「私たちは兄様と久しぶりに会えるのでパーティーの準備がありますの……」

「え?日香里ちゃん、お兄さんがいたの?」

「はい♪ちょっと変わっていますが自慢の兄ですわ♪」
「うんうん、聖児さんと会うのは引越しして初めてッスからね」
「うん、聖児兄に会うの久しぶりぃ〜〜〜♪」

「あ、そういえば京子ちゃんと桂子ちゃんは日香里ちゃんと一緒に住んでたんだっけ?」
「「「そう(ッスよ)(ですわ)(だよ)♪」」」



「じゃ、みんな、また明日ねぇ〜〜〜」
「「「また明日(ねぇ〜〜)(だぁ〜〜よ)」」」

皆と帰りの挨拶を済ませると一気に帰り道を駆け出す瑠輝であった……



だが



「はぁ…………」

友人達と別れて帰る瑠輝の背中にはなにやら哀愁が漂っていた……



「ただいまぁ〜〜〜〜」
門を潜り、屋敷(和風)に帰りを知らせる

「あら、瑠輝、お帰りなさい♪」
屋敷の置くから彼女の母の声が聞こえてくる

「あ、母さん、ただい………」
直ぐに返事を返そうとするものの……

「瑠輝カ……、丁度イイ時間帯ニ帰ッテキタナ……」
「お、お師匠様……」
黒マントに仮面の女性の声が、瑠輝の背後より響き渡る

「早速、今日ノ修練ヲ始メルゾ……」

「ああぅ〜〜〜〜……」

「安心シロ、今日ハ生死ニ関係シタ修練デハナイ」

「え?(ほっ)」

「“ばにーがーる”ノ格好デ暗闇ノ中、御盆デ水ヲ運ブダケダ。勿論、少シデモ水ガ零レタラヤリ直シダケドナ……」

「は?え、え〜〜〜とぉ〜〜〜(い、嫌な予感………)」

「後、忠告デアルガ…………貞操ノ危機ニハキオツケロヨ(ニヤリ)」

「へ?」

「奴等ハ何時デモ女ニ餓エテイルカラナ」

「…………(真っ青)」

「デハ、逝クゾ」

「にゃ、にゃああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

そうして、二人は黒い霧の中に吸い込まれていった………

「あらあら、晩御飯までには帰ってくるのよ」
何時の間にかでて来た母ののん気な意見……

「今日はお赤飯かな」
母以上に無責任な父親の一言……






晩御飯

「うぅぅ………(グシュグシュ)」
目に涙を浮かべながら夕食(メインはエビフライにお赤飯(爆))

「…………取りあえずは貞操は無事だったんだから良かったじゃないか……」

「ええ、やっぱり『初めて』「あ、あの奥さん、それ以上は…(モグモグ)」あらあら」

「ね、姉ちゃん………(どうしよう……凄くカワイイ……)」

「……お尻痛いよぉ〜〜〜…(グシュグシュ)」

「………(え、えっと、そろそろ頃合…かしら………あまり気が進みませんが……)(モグモグ)……あ、この海老、美味しい♪」

「えぇ、市場で卸したてなんだそうです♪」

「えぐえぐ……(泣)」






その夜……

―瑠輝の部屋―

「(えぐえぐ)……ぐすん、お師匠様……(ぐしゅぐしゅ)……何か御用ですか?(涙目)」

「…アア」

「(エグエグ)?」

「ウム、瑠輝モカナリ上達シテキタト思ッテナ。ソウ、近イウチニ“仕事”ガクルキテモオカシクナイホドニナ……」

「(ヒクヒク)?仕事…?」

「ウム……、勿論、給料モ貰エルカラ安心シロ」

「???あ、あの、お師匠様……その仕事というのは………」

「様々ナ世界デ悪サヲシテイル我ガ世界デノ犯罪者ノ捕獲ヤ討伐ノコトダ」

「え、えええぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!」





続く



後書き

ども、ご無沙汰しておりました。ナイトメアです。

取りあえずはやっとの事で1話が完成しました。

もう、3人称を使った分を作るのが大変で大変で………。

あ、それと、瑠輝が少女化して何故3年後にしたかというと………まぁ、最初から決めていたということと、後、瑠輝が3年経っても女性としての自分を受け入れきれていないということ書きたかった訳ですよ。

ええ、そう、瑠輝は女性としての自分を完全に受け入れきれていません。

まぁ、それはそうと次回は瑠輝の初仕事です。

では、また次………

あ、そうだ。

これは物語の中心に迫る話なので詳しくはいえませんが、
『DGセル』というのは『Divine Golem Cell(神の人形の細胞)』の略であり、

決して『デビルガンダム細胞』の略ではありません。

まぁ、『デビルガンダム細胞』と同じスペルになるということは投稿した後で気付いたのですがね……(笑)。


では、今度こそまた次回でお会いしましょう………。


管理人のコメント


 いよいよ本編が動き出しました。いきなりプロローグから3年経ってますが、瑠輝はどんな女の子に育ったでしょうか(笑)。
 
>因みに、この時の瑠輝のスピードは時速100km以上(まだまだ手抜き)

 のっけから暴走しているようです。
 
 
>「……ところでミリアさん、何故、瑠輝さんは体育の授業ごとに固まっていらっしゃるのでございますか?」
>「ウン、コノ前も、『何でこの学校は今でも“ブルマ”着用が義務づけられてるんだよぉ〜〜〜』って、延々『3時間』モ愚痴ってタヨ

 良い学校です。しかし、3年経っても馴染めないとは……まぁ、うちの娘たちが馴染みすぎという気もしますが(爆)。
 
 
>「そおだぁ〜〜〜よ。オラ、芋を食わねぇ〜と調子でねぇ〜だぁ〜〜〜〜よ」

 なんかこのゴンスケ君が和みキャラで良い感じです。得てしてこういう人に限って、いざという時に超暴走しそうな予感。
 
 
>「“ばにーがーる”ノ格好デ暗闇ノ中、御盆デ水ヲ運ブダケダ。勿論、少シデモ水ガ零レタラヤリ直シダケドナ……」
>「後、忠告デアルガ…………貞操ノ危機ニハキオツケロヨ(ニヤリ)」

 何の修練なんだお師匠。
 
 
>「あらあら、晩御飯までには帰ってくるのよ」
>「今日はお赤飯かな」

 娘のピンチにそれで良いのか、あんたらは(笑)
 
 
>「ね、姉ちゃん………(どうしよう……凄くカワイイ……)」

 弟君もダメ人間確定?
 
 
>「様々ナ世界デ悪サヲシテイル我ガ世界デノ犯罪者ノ捕獲ヤ討伐ノコトダ」

 ただ単に力を使いこなせるだけじゃなくて、こういう目的もあったんですね。酷い話です(笑)。
 それにしても、友人たちもなかなか一癖も二癖もありそうで、良い感じに人外バトルが楽しめそうな予感。今後の展開に注目です。



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