8月30日 0712時 ウラハ基地

 滑走路にはまだ硝煙が薄く漂っていた。爆撃を受けたタールマカダムの滑走路が無残にえぐれ、3本の滑走路のうち2本が機能を停止していた。残り一本も長さを3分の2に制限して辛うじて運用されている。
 この日、ウラハ基地はまだ辛うじてその命脈を保っていた。しかし、Tactics軍の重圧はいまや固形化して、今にも万力のようにこの基地を破砕するのではないか、と思えていた。
 茂美は格納庫の隅に設けられた臨時の待機所で、レーションとミネラルウォーターだけの食事をとっていた。本来の待機所は既に爆撃で破壊されてしまい、ここしか空き場所がなかったのである。
(…いつまで、この戦いは続くのかな…)
 茂美はぼんやりとそんなことを考えていた。皇主陛下が倒れ、状況がますます危機的になってから既に10日。何度出撃したかはもう数える事すらできなかった。Air皇国がその主権を確保しているのは、いまやカンナとウラハを含む半径30キロほどの地域になってしまっている。茂美の故郷、サマータウンがある南部地方はまだ敵の侵攻は受けていないらしいが。
 彼女がビンに残った水の最後の一滴を飲み干した時、唐突に基地内放送を告げるチャイムが鳴った。反射的に自分の機体に走りそうになったパイロットの何人かが、頭を掻きながら椅子代わりの木箱へ戻る。それを見て、久しぶりに微かな笑いが一同の間に漏れた。
『ウラハ基地の諸君、基地司令の武田だ。連日の敢闘、真に御苦労である』
 スピーカーから司令の武田少将の声が流れ出した。何事か、と全員が耳をそばだてる。
『戦略方針の転換により、Air国防会議は首都地域の放棄を決定した。当基地の残存する全機は基地を脱出後、ヤオビクニ基地へ移動する』
 驚きの声が漏れた。ヤオビクニ基地は南部地域のスコフィールド高原にあり、大陸南部の沿岸地域をにらむ要衝だ。その特徴は1500メートル近い卓上台地の上に基地が設けられていることにあり、難攻不落の要塞として名高い。
「ヤオビクニ基地か…懐かしいな」
 茂美は呟いた。彼女の故郷である田舎の町、サマータウンはスコフィールド高原の端にある。町から直接基地が見えたことはないが、町の上空を通過してヤオビクニ基地へ向かう飛行機が描く飛行機雲を、子供の頃はずっと追いかけて遊んだものだ。
 思えば、茂美が空防隊に入ったのも、その頃の空への憧れが頭にあったからかもしれない。同じような動機で人生の道を決めた者は他にもいて、同級生で親友だった遠野美凪と、その妹のみちるも民間航空会社にパイロットとして就職した。
『難攻不落の要塞にて持久戦を展開し、侵略者Tactics連邦を…』
 武田の話がまだ放送から流れている最中、突然待機所の隅にある電話が鳴った。手近の人間が受話器を取り、二言三言話した後、首をかしげながら茂美のほうを向いた。
「シャーマン、あんたに電話だぜ」
「私に?」
 茂美はやはり首をかしげながら受話器を受け取った。基地内の内線電話に、個人当てに電話がかかってくることなど無いと思うが…
「もしもし、代わりました」
 茂美が話し掛けると、受話器の向こうから男の声がした。
『もしもし、あんた観鈴の友達か?』
 知らない声だった。しかし、電話の向こうの彼が口にした名前には聞き覚えがあった。神尾観鈴。高校時代の同級生で、美凪やもう一人…診療所の娘霧島佳乃と並ぶ大の親友だった。学生時代はいつも4人で遊んでいたものである。
「そうですけど…まさか観鈴の身に何か!?」
 最悪の想像を思わずしてしまった茂美に、電話の向こうの男はとりなすように答えた。
『いや…観鈴は大丈夫だ。無事じゃないのは町の方なんだ。頼む、何とか助けに…』
 その瞬間、電話が切れた。茂美は慌てて何度も呼びかけたが、電話は空しい雑音を響かせるだけだった。
「もしもし…もしもし…!…くっ…いったい何が?」
 茂美があきらめて受話器を置いた時、緊急放送が流れた。
『緊急事態発生。友軍機が緊急着陸する。全レスキューは直ちにA滑走路へ…』


カノンコンバットONE シャッタードエアー

外伝 翼の還る処

Mission0.5 夏の終わり



0731時 Air皇国南部地域 サマータウン

 表通りからずいぶん離れたこの神尾家にまで響いてくるエンジンとキャタピラの唸りに耳を抑えつつ、国崎往人は切れてしまった受話器を置いた。この騒ぎだから、どこかで電話線が切れてしまったのかもしれない。
 少し高台にある神尾家の玄関から見下ろすと、海岸沿いの、普段は一時間一本のバスくらいしか通らない通りを、数百両の機甲部隊が延々と進撃しているのが見えた。その車体には全てTactics軍のマークがステンシルされている。彼らは長い隊列をなしてスコフィールド高原の方向へ向かっていた。
 そのスコフィールド高原には、先ほど異常な現象が起きていた。町の上空を、聞きなれた飛行機とはまったく違う禍々しい轟音を立てて何かが飛び去り、高原に向かって落ちていったのである。その直後、腹に響くような大音響が轟き渡り、高原の一角が光に包まれた。
 その光景は、4年前の悪夢…コーヤサン落下を思い起こさせ、町の住人は恐怖におののいた。しかし、その中で一人だけ違う反応を示した人間がいた。
「これは…あかん。連中、もうアレを使えるようにした言うんか…」
 そううめいたのは、神尾家の主である晴子だった。見た目はただのガラの悪い酔いどれ女だが、その頭脳は大陸有数のものであることを往人は知っていた。だから、空を見上げて立ち尽くす晴子に問い掛けたのだ。
「どうしたんだ?晴子」
 その質問に、我に返ったように晴子は振り返ると、往人の質問には答えず家の中に駆け込んだ。ヘルメットを掴んで庭に飛び出すと、納屋に走り寄って、中に納められていた愛用のバイクを引き出す。
「おい、晴子!どうしたんだよ!?」
 その異様な様子に往人が再び呼びかけると、晴子はバイクのエンジンを吹かしながら叫んだ。
「説明は後や!ウチは観鈴を迎えに行って来る。居候は、電話帳で川口っちゅう娘を探して電話しといてや。防衛隊に入っとるさかい、すぐに助けに来てくれるように頼んでな!」
 言うが早いが、晴子はバイクにまたがり、猛然と走り去っていった。往人は少なからず混乱した。防衛隊って…こんな田舎まで戦争しに来るのか?彼は晴子の言うことが信じられなかった。しかし、数分後には彼もその認識を改めなくてはならなかった。まず、輸送機らしい大型の飛行機が続々と町の上空を飛び去り、さらに今眼下を通過中のTactics軍の大部隊がやって来たからである。
 とりあえず、慌てて電話に飛びついて、何とか「川口さん」と連絡を取ったものの、果たして伝わったものやら見当がつかない。そのまま手持ち無沙汰にしていると、戦車のエンジン音よりも目立つ、聞き慣れたバイクの音が帰って来た。
「観鈴、晴子!無事か?」
 往人が玄関から飛び出すと、晴子のバイクの後ろに観鈴が座っていた。高校を出てからは幼稚園の先生をしている彼女は、普段は能天気な「にはは」と言う笑顔を浮かべているのだが、今日はさすがに不安そうだった。
「大丈夫だよ、往人さん…でも、何があったの?」
「いや…俺にも良くわからん。晴子、何があったんだ?」
 観鈴の質問に首を横に振り、往人は晴子の方を向いた。
「<ストーンヘンジ>や。Tacticsの連中、アレを使えるようにしよった」
 その晴子の言葉に、観鈴と往人が首をかしげた。
「<ストーンヘンジ>って、あのお母さんが作ったおっきな大砲だよね?」
「あぁ、あの隕石を撃ってたやつだろ?あれがどうかしたのか?」
 晴子はこの能天気な質問に少なからず呆れたような表情になったが、すぐに気を取り直して説明した。
「あのな、隕石が撃てるんやったら、普通に遠くのものを撃つんにも使えるやろ。…アレはな、あそこからこの町にでも余裕で弾が届くくらいの射程があるんや。さっきのは、多分…」


0744時 ウラハ基地 司令公室

「ヤオビクニ基地が壊滅だと!?」
 武田少将や佐久間少佐など、ウラハ基地の主だった幹部がどよめいた。
「はい、残念ですが…かろうじて飛べたのは私の乗ってきた機体だけでした」
 緊急着陸してきたダッソー/ドルニエ<アルファジェット>練習機から降りてきたヤオビクニ基地所属の橘敬介大尉は顔をしかめて言った。
 ウラハ基地の残存機や皇国政府の疎開が検討されていたヤオビクニ基地と、それに守られたイスタス要塞は、今朝方巨大な砲弾の直撃を受けたのである。弾種はおそらくクラスター弾、つまり小型の爆弾を内部に大量に仕込み、目標上空で破裂して広範囲に子爆弾を撒き散らす砲弾だ。その破壊力は一撃で滑走路上の機体を破壊し尽くし、基地の建造物に大打撃を与えた。破壊される直前のレーダーが辛うじて捉えていたその弾道を解析したところ、発射場所は<ストーンヘンジ>と判明した。サマータウンの住民が隕石と見間違えたのは、この砲撃だったのだ。
「奴ら、相当前から準備していたな」
 佐久間が唸った。本来、<ストーンヘンジ>には大型の隕石を破砕するための破甲榴弾―岩盤を貫通して中に食い込んだ後に爆発する砲弾―と、広範囲に破片を撒き散らして小さな隕石を破壊するための榴弾しか用意されていない。にもかかわらず、地上砲撃用のクラスター弾を発射してきたと言う事は、Tacticsがかなり以前から<ストーンヘンジ>用に多種類の砲弾を製造するラインを構築し、占領とともに<ストーンヘンジ>を大陸制圧に投入すると言う計画があったからに他ならない。
「恐らく…砲撃の数分後には空挺部隊が押しかけてきました。地上軍も侵攻した模様です。かなり綿密に練られた作戦と見ました」
 橘も同意する。彼はその前には練習機で連絡のために飛び立っていたのだが、背後のイスタス要塞一帯に白い花のようなパラシュートの大群が降下するのを確認していた。
「これで南部地域での持久戦と言う案はご破算ですな」
 佐久間が言った時、武田の執務机の上に置かれた電話機が鳴った。受話器を取り、二言三言話した武田の顔が一瞬で青ざめ、それからどこかホッとしたような顔つきになった。
「…わかりました。そのように手配します」
 受話器を置くと、武田は幹部一同に向き直った。
「国防会議の決定だ。本日正午を持って…我が国はTacticsに対して無条件降伏する」


0802時 ウラハ基地 格納庫内臨時待機所

 会議から戻って来た佐久間の伝えた衝撃的な報せ…降伏決定から数分が経っていた。パイロットたちも、整備兵も、悔しさに顔を歪めている。
「我々は、これからどうなるんでしょうか?」
 一人のパイロットが佐久間に尋ねた。
「さて…降伏後は当然武装解除…と言うことになるだろうな。大方はそのまま軍備解体で路頭に放り出されるだけで済むだろう。司令や俺は戦犯扱いになるかもしれないが」
「そんな…!!隊長がどうして」
 茂美が言うと、佐久間はほろ苦いものを浮かべて答えた。
「まぁ、軍隊の管理職ってのはそう言う運命さ。何しろこの基地だけで倍以上の奴らを叩き落しているからな…連中に取っちゃさぞかし目障りだろうよ」
 佐久間の言うことは事実である。ウラハ基地の首都防空戦隊は劣勢下で3対1近いキル・レシオを叩き出していた。TacticsのAir侵攻戦で最も手強かったのが、このウラハ基地と<リュウヤ・フォース>だったのは間違いない。
「しかし…だ、俺も大人しく終わる気はない」
 その佐久間の言葉に、パイロットたちが頭を上げた。佐久間の声は、敗北を認めた者のそれではなく、まだ戦おうと言う気概に満ちていたからだ。
「Kanon国も戦況は危ないらしいが、彼らが中心になってISAF…独立国家連合軍と言う組織を立ち上げているらしい。そこに合流するつもりだ」
 佐久間は司令から聞いた話を思い出しながら言った。やはり全土陥落の危機に瀕しているKanon国は、総力を挙げてクラナド大陸の北にあるノースポイント諸島への脱出を進めているらしい。その過程で、やはり国土を制圧された都市国家群の軍が合流し、連合軍を形成しつつあると言う。
「しかし、それをやると法的に問題になりませんかね?」
 整備兵の一人が質問した。Air皇国は憲法で武装中立を掲げており、他国と連合軍を編成する事は禁じられている。ISAFに彼らが参加した場合に、それが問題にならないか、と言う質問だった。
「それも考えたが、一時的に防衛隊籍を離脱し、個人または義勇兵の資格で参加すれば、法的な問題になることは無いと思う」
 佐久間が答えると、何人かが納得したような顔をした。そして、佐久間はいよいよ核心に切り込む発言をした。
「どうだろうみんな。一つ、一緒にISAFとやらに参加してみる気はないか?もちろん、こいつは強制じゃない。中には家族を置いて行くことに不安を感じる奴もいるだろう…そう言う奴にまで来いとは言わん。1時間待つ。その間に、参加したい奴はここへ残ってくれ」
 場がざわめいた。佐久間はゆっくりと格納庫を出て行く。残った者たちはひそひそと話し合っていた。
(ISAFか…)
 茂美は格納庫の天井を見上げた。同時に、さっきの電話のことを考える。あれが誰だったのかは茂美にはわからない。しかし、ひどく真剣だった。
(あの町には…サマータウンには父さんも…母さんも…観鈴に佳乃、聖先生…大切な人がいっぱいいる。助けられるのは私しかいないんだ)
 ここで戦うことをやめてしまったら、もう二度と機会は訪れない。この手でみんなを助け出してみせる。茂美は決意した。


0917時 ウラハ基地 格納庫内臨時待機所

 1時間後、佐久間は待機所に戻って来た。そこにいる顔ぶれを見渡し、おや、と言う表情になる。
「数が減っていないようだな」
 その言葉に、ベーカー小隊の小隊長を務める米屋中尉がおどけた声で答えた。
「喜んでください、少佐」
 そこで一息入れ、先を続ける。
「バカばっかりです」
 どっと爆笑が起きた。それは、本当に久しぶりの心からの笑いだった。戦争がはじまってから、こうして笑った経験など誰にもなかったのだ。
「私らもついていきますよ。Kanonやらの素人どもにあんたらの機体は任せられん」
 整備長の魚釣技術大尉が言うと、背後に控えていた整備兵たちが一斉に頷いた。
「畜生め、言ってくれるぜ。本当にバカばかりだ」
 佐久間が腹を抱えながら言うと、背後から別の人物が現れた。
「良かったら、私も混ぜてくれませんか?私にも助けたい人がいるもので」
 橘大尉だった。佐久間は大きく頷いて橘と握手した。
「もちろん。歓迎するぞ、橘大尉。機体は…君の<アルファジェット>はもう飛べないからな…済まんが、整備兵たちの輸送機を頼む」
「かまいませんよ。私は元々戦闘機乗りじゃありませんしね」
 橘は頷いた。佐久間は一同を見渡し、大声で号令した。
「良し、野郎ども!…と、淑女たち!1時間でここを出るぞ!すぐに用意しろ!!」
 茂美や整備班の女性兵士に気を遣って一言付け加え、それに全員が見事な敬礼を決めて答えた。
「了解!」
 たちまち慌しく準備が始まった。佐久間は茂美を見つけ、近寄ると声をかけた。
「川口少尉…やるぞ」
「はい、隊長」
 茂美は力強く頷いた。
「がんばりましょう…私たちの…翼の還る処は、ここしかないんですから」


1023時 ウラハ基地
 
 先頭を切って佐久間の<グリペン>が滑走路を蹴った。ここまでの激戦を生き残った他の機体も次々に離陸していく。橘が操縦するAirの主力輸送機、トランザールC130が舞い上がり、それを追うように茂美は愛機<ミラージュV>を離陸させた。彼女は殿につき、輸送機を守る役目を受けていた。
「こちらシャーマン。…コントロール、これまで本当にありがとう」
 茂美が無線で管制を呼び出し、礼を言った。
『コントロールよりシャーマン。こちらこそありがとう。君たちの幸運を祈る』
 茂美は一旦低空で管制塔の横をすり抜けた。管制官や、残留を決めたその他の地上要員、そして武田基地司令までが滑走路の端に現れ、帽子を振って彼女たちの旅立ちを見送っていた。
「シャーマンよりコントロール、そして皆さん。…こちらも、幸運を祈ります。どうか、私たちが戻ってくるまでお元気で…!」
 それだけを言うと茂美は翼を軽く振り、機体を一気に上昇させた。この一ヶ月を戦い抜いた基地が、たちまち小さくなっていく。それ以上基地を見ていると、涙が溢れるのを止められそうもなかった。茂美は涙と感傷を振り払うように前を向いた。先行する味方に追いつく頃、間もなくして首都カンナの姿が見えてきた。
 Air建国以来の首都であり、クラナド随一の古都でもあるカンナは、上から見ると翼を広げた少女のような形に市街地が広がっている。その頭部には、皇居である蒼空宮があった。部隊はその上空を通過する。Kanonへ行くなら少し回り道で、追撃の危険も考えられるが、佐久間は敢えてこのルートを選んだ。そのことに文句を言う者は誰もいなかった。
『全機、皇主陛下に敬礼!』
 佐久間の号令と共に、全機がバンクするとパイロット、そして輸送機に乗る整備兵たちも敬礼を行った。そして、一気に速度を上げてKanonとの国境へ向かう。これから始まる新たな戦いのために。そして、いつか必ずこの地を解放するために。

 その日の正午、Air皇国政府はTactics連邦に対して無条件降伏することを宣言し、合わせて19日に倒れ、療養中と伝えられていた皇主の崩御を発表した。国民を動揺させないため、我が病を伏せよ…と言った皇主の意思を尊重しての報道管制であったが、結果として、国民には耐え難い二重の衝撃を与えることになった。
 翌31日、首都を包囲していたTactics軍がカンナへ入城。直ちに占領軍司令長官と皇国宰相の間で降伏式典が行われ、Air皇国の主権は停止された。
 Air皇国にとっての、長く辛い冬の時代が始まったのだ。

(つづく)

 
原作者U−2Kのコメント


 前回では窮地に立たされたAir皇国。崩壊しつつある国の防人たちは、健気に戦いを続けます。 

>『ウラハ基地の諸君、基地司令の武田だ。連日の敢闘、真に御苦労である』
 おお、武田商店の店長ですね。司令官をしていたとは驚きです(笑)。

>神尾観鈴。高校時代の同級生で、美凪やもう一人…診療所の娘霧島佳乃と並ぶ大の親友だった。学生時代はいつも4人で遊んでいたものである。
 こっちの世界では、みんな楽しく過ごしていたんですね。いや、良かったです。

>「これは…あかん。連中、もうアレを使えるようにした言うんか…」
 外伝でも晴子さんたちが登場。
 しかし、酔っ払いにはあまり似合わない深刻な台詞ですね。って、そんな設定を考えたのは自分なのですが(自爆)。

>ヤオビクニ基地<BR>  神奈の母君の名前もついに登場、強いのですが、どこか儚げな基地だと思いきや、
>「ヤオビクニ基地が壊滅だと!?」
 で、案の定(苦笑)。コーヤサンがストーンヘンジを生み、それがヤオビクニ基地を……呪いとは恐ろしい(爆)。

>「シャーマンよりコントロール、そして皆さん。…こちらも、幸運を祈ります。どうか、私たちが戻ってくるまでお元気で…!」
>『全機、皇主陛下に敬礼!』

 勝利への脱出。果たして彼女たちは再び祖国の空へ戻ることができるのか……。

 祖国を離れ、北の島へ向かった茂美たち。このあと、彼女たちをどんな運命が待ち受けているのか。今後の展開が期待されます。


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