〜Kanon009〜

作:ニルス曹長さん


設定:


 1945年。第二次大戦は、広島、長崎への原爆投下によって幕をとじた。
 だが、それは、原子力時代から、第三次世界大戦への危険をはらんだ時代の幕あけでもあった。
 米・ソの二大勢力による勢力争いは、日ましに激しくなり、核兵器の開発がさかんになった。
 しかし、その兵器を使用することは、まきちらされる放射能によって地球上の生物が滅亡することも意味していた・・・・・・
 そして、1957年―。
 ソ連の打ち上げた人工衛星が宇宙時代の幕をきっておとした。
 これによって、超高空から、攻撃できるようになり滅亡戦争の危機は、ますます強められた。(『サイボーグ009』1巻)

 そうした中で暗躍する死の商人の秘密結社「ブラックゴースト」。彼らは世界中に武器を売りさばき、戦争を起こして巨額の利益をむさぼってきた。
 しかし核の均衡によって戦争は起こしにくくなった。もしWW3が起これば世界は全面核戦争で滅亡してしまうだろう。
 幸い人間には生まれながらにして闘争本能がある。それを利用しての核戦闘にも耐えられるサイボーグ兵士を作ろう。
 こうしてブラックゴーストは対ABC戦能力を持ったサイボーグ製造計画「未来戦計画」を発動した。
 その計画のために、世界中から連れ去られ改造人間にされた9人。だが9人のサイボーグたちは彼らに味方するギルモア博士と共に反乱を起こし、正義のための戦いへ立ち上がった!!

 さて、時は流れて21世紀初頭、冷戦も崩壊しすっかり平和ボケした日本。そんな日本のある町に住む平凡な主婦、水瀬秋子。だが彼女はあのギルモア博士の娘だったのだ。
 近頃世界中で頻発する無差別テロ、地域紛争。その背後にブラックゴーストの復活を感じ取った秋子さんは亡き父の意思を継ぎブラックゴーストに立ち向かうことを決意した。彼らに立ち向かうには日本の誇る文化「萌え」しかない。そこで秋子さんは日本各地から9人のヒロインたち(例外もいるが)を選び出し、9人のサイボーグ戦士たちを作ったのだった。
 だが復活したブラックゴーストも00ナンバーサイボーグを開発、刺客として次々にサイボーグ戦士たちの前に送り込んできた・・・・・・



舞台設定: Kanon世界のパラレルワールド。

登場人物: KanonとONEのヒロイン中心。別作品のキャラのゲスト出演もあるかも。



◎サイボーグ戦士たち


001 <水瀬名雪> 特殊能力=ナイトヘッドを覚醒させた超能力者、00ナンバー最強説も。普段は寝てばかりいるけど。

002 <月宮あゆ> 背中の羽リュックでマッハ5で飛行。加速装置も持ってる。しかしその能力は専らたいやきの食い逃げに利用されるのだった。

003 <氷上シュン> メンバー唯一の男性(笑)。何でも見通せる超視聴覚を持つ索敵用サイボーグ。そのせいか勘が鋭い。

004 <川澄舞> 無口な少女。全身に武器(ミサイル・機関銃・レーザーナイフ等)が内臓されてる。専ら剣を使ってるが。

005 <七瀬留美> 怪力を持ってる。ただそれだけ。

006 <椎名繭> 口から火炎を吐き、地中を掘り進める。「みゅー」が口癖。照焼きバーガーばっかり食ってる。

007 <沢渡真琴> 何にでも変身出来る。006との漫才コンビでボケとツッコミを交わす。

008 <里村茜> スーパーキャビテーション理論で水中を200ノットで航行する水中戦用サイボーグ。超甘党でワッフルが大好き。

009 <長森瑞佳> 地上をマッハ5で駆ける「加速装置」を装備。兵器的性能は00ナンバー最強だ。ネコと牛乳が大好き。

水瀬秋子 名雪の母親。実はギルモア博士の娘。亡き父の後を継ぎ21世紀になって復活の気配を見せるブラックゴーストに対抗するべく、9名の00ナンバーサイボーグを作る。


◎暗殺者たち


0010(±) <美坂香里・美坂栞> 互いにプラス・マイナス電極を持つ姉妹。体内の高圧電流で電撃を発射し、009と同性能の加速装置を持つ。そのパワーは2人が揃った時最大限発揮される。

0011 <倉田佐祐理> 巨大クモ型サイボーグ。勝ったら人間の体に戻すという条件でサイボーグ戦士と戦う。武器はカノン砲、トリモチ、毒液。飛行能力や簡易型加速装置も持ってる。「あははーっ、この雨は毒液。佐祐理の涙ですーっ」

0012 <折原みさお> 折原みさおの残留思念を増幅、洋館そのものがサイボーグ。通称「人食い屋敷」。家の内部は罠だらけで入った者を永遠の世界に送り込む。

0013 <上月澪> 言葉を話せない少女と巨大ロボで構成されたサイボーグ。脳波シンクロでロボを操縦、ロボが少女の言葉を声にして再生する。009を凌駕する加速装置を持ってる。「ともだちになりたかったの」


管理人のコメント


 ニルス曹長さんより名作「サイボーグ009」とONE,Kanonのミックス作品を頂いてしまいました。ありがとうございます。

>平凡な主婦、水瀬秋子。だが彼女はあのギルモア博士の娘だったのだ。

 ギルモア博士の娘でなくても、彼女が平凡な主婦なんかじゃないという気がするのはなぜでしょう(笑)。

>005 <七瀬留美> 怪力を持ってる。ただそれだけ。

 うわ、留美の扱いがぞんざいだ(笑)。

>0012 <折原みさお> 折原みさおの残留思念を増幅、洋館そのものがサイボーグ。通称「人食い屋敷」。家の内部は罠だらけで入った者を永遠の世界に送り込む。

 う〜む、果たしてそういうのはサイボーグといえるのでしょうか。なんとなく「刻命館」を思い出したり思い出さなかったり。

 設定だけでは考えるのも限界がありますね。一刻も早く本編をお願いします、ニルス曹長さん(殴)。

戻る