「12人目の彼女」登場人物


@不幸な主人公
・長瀬 ひろの
 来栖川家執事、長瀬"セバスチャン"源四郎の孫娘…と言うのは建前。その正体は来栖川家のお嬢様、芹香の起こした魔法事故で女の子にされてしまった主人公、藤田浩之である。
 173pの長身に93/57/88のナイスバディを持ち、長いさらさらのロング・ヘアを大きなリボンで括っている美少女で、親切な性格から男女をとわず好意を寄せられている。反面、人を強烈に引き付けるその魅力から、余計なトラブルの種もまた引き寄せやすい。最近すっかり「可愛い女の子」路線を驀進中。ちなみに周囲からは文句無しの受けキャラとして扱われている(爆)。


A学校の友人たち
・来栖川芹香
 日本はおろか世界でも屈指の大富豪、来栖川家のお嬢様。極度に無口で小声で無表情だが、彼女に近しい人間にはその違いが分かるらしい。長い黒髪と神秘的な瞳を持つ清楚な美少女であるが、オカルトに傾倒し、魔法の知識のみならず実践にも優れた能力を持つ現代の魔女。魔法に失敗して浩之をひろのに変えてしまったのはこの人。責任を感じてか、ひろのを自宅の離れに引き取って全ての生活の面倒を見てくれている。

・神岸あかり
 ひろの=浩之の幼馴染み。ひろのの正体を知っている数少ない人物の一人。浩之が女の子になってしまっても、その思いは変わる事なく…それどころかますます暴走しているような気もする。普段はちょっと天然入った優しい娘だが、好きなもの(ひろの、くま)が絡むとその秘めたる力を解放し、強大な戦闘力を振るう。特殊能力は調理器具を自在に操る事で、どこからともなく取り出すフライパンやさいばしの破壊力は岩をも砕く。

・長岡志保
 ひろの=浩之の幼馴染みだが、その正体は知らない。ひろのの親友第一号で、世評に反して頼り甲斐のある穏和な常識人である。ひろのとは良く相談をしたりされたりする仲。良く「志保ちゃん情報」と言ってデマを報道するのはただの趣味。実際には新聞部の敏腕記者であり、その取材能力、情報処理能力は高校生ばなれしたセンスを持っている。将来の夢は国際的フリージャーナリストになる事。

・保科智子
 ひろののクラスメイトで、クラス委員長。ひろのの親友その2。神戸出身で関東の気風に溶け込めず、クラスでも孤立していたが、ひろのと知り合った事で友人も増え、性格も明るくなった。一見無愛想で冷たく見えるが、実は非常に情が深くて優しい。眼鏡を外して三つ編みを解くと超美少女で、しかも隠れたナイスバディである事から男子の裏人気ランキングが急上昇中。

・宮内レミィ
 ひろののクラスメイト。ひろのの親友その3。日米ハーフの美少女で、ことわざや弓道を通じて日本文化の神髄に迫ろうとしているが、アプローチのやり方はともかく分析が間違っているような気がしないでもない。ハンティング好きの父(元海兵隊員狙撃兵)の薫陶もよろしく、飛び道具を手にすると人外化する。彼女にかかれば拳銃でも戦車の弱点を撃ち抜いて撃破できる。裏表の無い明るい性格。

・雛山理緒
 ひろののクラスメイト。ひろのの親友その4。病弱な父親を助け、家に帰れば幼い弟妹の母親代わりも務める健気な勤労少女。人外や非常識人の多すぎるこの世界では数少ない超良識派。貧乏な彼女が東鳩高校に通っているのは実は奨学生だから。成績的には智子に匹敵する優等生である。普段は複数のアルバイトをこなして家計を助けている。


B恐るべき後輩たち
・松原葵
 東鳩高校1年生人外3人衆の一人。最初はまだ一般人レベルだったのだが、最近すっかり人外化が進んでいる。無差別格闘技「エクストリーム」に憧れ、その道を歩んでいる努力家。その能力はともかく性格的には真面目で素直な常識人。あれだけ【自主規制】な先輩に囲まれていたのに奇蹟的な事である。ただし、自分の友人や知り合いに手を出そうとする輩に対しては情け容赦を知らない。

・姫川琴音
 東鳩高校1年生人外3人衆の一人。強力無比の超能力者で、その能力はサイコキネシス、テレポート、テレパシー、クレアボワイヤンスなど数知れない。昔は自分の能力を忌み嫌っていたのだが、ひろのとの出会いにより、能力とポジティヴに向き合えるようになった…が、それはひろのに近づく不逞の輩を問答無用で排除するというものだった。外見に似合わず明るくてハイテンションな性格。

・HMX-12マルチ
 東鳩高校1年生人外3人衆の一人。来栖川電工が開発した次期新型メイドロボの試作型で、開発チームの趣味により「燃え」と「萌え」を融合した設計思想を持つ。外見は幼い少女のようだが、内蔵、外装を問わず装備された無数の超兵器の破壊力は一個機甲師団に匹敵するとさえ言われる。性格的には「ドジで健気」なのだが、破壊力があり過ぎるため可愛げより恐ろしさを感じさせるのが難点か。


C家族?
・長瀬源四郎
 来栖川家の執事で、ひろのの保護者。最初は名目上の話だったのだが、最近では実質的にもその役目を果たしている。ひろのを引き取った事により実はただの孫娘萌えの駄目な人である事が発覚する(笑)。鋼鉄の肉体と不滅の忠誠心を持ち、来栖川家のためなら一人でジオン公国とでも戦えるほどの戦闘力の持ち主で、最近は守るべき対象にひろのを加えてますますその超人的な戦闘力に磨きをかけている模様。誰か止めてくれ(無理)。

・安藤真帆
 来栖川家のメイドさん。現在はひろの…というか長瀬邸の専属メイドで、扱いもほとんど家族なみ。気さくな性格のお姉さんで、なれない上流階級生活に苦労するひろのにとっても気軽に話が出来る数少ない存在である。一見普通の人っぽいが、あの巨大なリムジンを運転できたりする意外な特技を持っている。でも、決してメイドロボではない(爆)。


Dひろのにとっての脅威
・来栖川綾香
 芹香の妹で、エクストリーム世界ランキング1位かつ西園寺女学院の事実上の最高権力者と言う、史上最強の女王様な女子高生。好きなものは手強い格闘のライバル、そして何よりも可愛い女の子、と言う危険人物。ちなみに現在の寺女は綾香にとって事実上のハーレムである。ひろのをゲットするため様々な策略を巡らしているが、さすがの彼女も同業他者(?)の妨害には手を焼いている模様である。

・坂下好恵
 今のところ綾香の最強のライバル。格闘の上でも、恋の道でも。昔は葵の事が好きで、そのためにひろのの命を狙った事もあったが、現在はひろのにフォーリンラヴ(爆)。ミイラ取りがミイラになると言う良い例と言えるだろうか。イマイチ良いところが無いが、その強さはホンモノで、本作品世界における最強キャラランキングベスト4にランキングされている。

・岡田美奈子
 いぢわる3人組のリーダー。ちょっと目つきと性格がきつい。マンガ部所属で、ハードコアやおいマンガを校内の男子をネタにして書くのが趣味。ペンネームはミレイユ岡田。雅史の事が好きらしいが、恋愛感情があるのかマンガのネタとしてみているのか微妙だ。己の貧乳にコンプレックスがあり、巨乳キャラを見るとぶち切れる巨乳ハンター。

・松本ちとせ
 いぢわる3人組のボケ担当。余計な事を言っては場を混乱に導いてしまうタイミングの悪い少女で、たれ目で天然入った性格をしている。矢島の幼馴染みで、彼の事を密かに思っていると言う純愛キャラだが、その思いを矢島にぜんぜん気づいてもらえないのがさびしいところである。顔と性格に似合わず実はいぢわる3人組の中で一番スタイルが良い。

・吉井夏樹
 いぢわる3人組のツッコミ担当。彼女たちの中では一番の常識人だが、ここぞというところでの押しが弱いせいで、美奈子やちとせに引きずられてしまう傾向あり。ある意味理緒と並んで常識人であるがゆえの苦労を背負い込んでいるような気がする。彼女にも好きな人はいるらしいのだが、今のところ誰かは秘密だそうである。


Eバカ二人
・佐藤雅史
 ひろの=浩之の幼馴染だが、正体については知らない。ひろのを見た瞬間に「運命」を感じ、その後人外の道を爆走する。サッカー部のエースストライカーで、必殺シュート「海猫バスター」は戦車砲に匹敵する威力を誇る。が、威力が高すぎて公式戦で使えないというのはいかがなものか。中性的な美少年で女子からの人気も高かったが、悪友・矢島に唆されて行う愚行のせいで最近その人気も翳りがちである。

・矢島昌彦
 雅史の悪友。一見さわやかスポーツ少年風の外見だが、その正体は東鳩高校きってのバカ。何故か男子からの人望はあるらしい。一応ひろのに惚れてはいるようなのだが、「漢の浪漫」と称して己の欲望に忠実な行動をとるために彼女を含む女子の大半からは蛇蝎のごとく嫌わ…そんな上等なものではない。ほとんどゴミ扱いである。


Fモブ(笑)
・来栖川厳彦
 芹香と綾香の祖父で、来栖川財閥総帥。穏やかな物腰の紳士的な老人だが、その正体は米大統領が代々「首相より来栖川の老人に会え」と伝えていたり、指先一つで大臣の首を吹っ飛ばしたりができる日本政界の黒幕である。通称は「御前」。ちなみに名前は「いわひこ」と読む。

・六手舞子
 来栖川家メイド長。あの綾香やセバスチャンも逆らえない来栖川家の事実上のナンバー2。二等辺三角形のきっつい眼鏡を装備し、「ざます」言葉でしゃべる。極めて厳しい他者評価と教育方針で知られる彼女だが、眼鏡をはずすとそこには優しげな品の良い老婦人の素顔が…あったら面白いよな(殴)。

・垣本健一郎
 ひろののクラスメイト。矢島と雅史に先導されて愚かなことばかりしている2−A男子生徒の中ではまっとうな人物で、性格も落ち着いている。ただ、周りがバカをやるのを止めようという積極性はあまりないようだが…サッカー部所属であの雅史と一緒にプレイが出来るあたりは実は只者ではないのかもしれない。

・HMX-13セリオ
 綾香付のメイドロボ。一説によればマルチをも上回るスーパーメイドロボであるとか、身長57メートル体重550トンだとか、さまざまな噂が流れているが今のところその正体は不明。とは言えあの来栖川の製品なんだから只者であるはずがない。とりあえず出番待ち。

・橋本貴之
 東鳩高校きっての美男子…だが、その正体はセクハラ大魔王。ひろのを襲った廉でNHKにボコられ、それ以来影も幸も薄い。矢島でさえ解説に複数行もらっているのに、実質1行で済んでしまうあたりが哀れみを誘う。


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